ひとこと
はじめまして。私の昔の知り合いがそちらの歯科医院で治療してもらってうまくいったともうしておりまして、ちょっと気になっていることをメールさせていただきます。
歯牙移植というものがあるときいたことがあります。虫歯の進んだ歯、またはすでに抜歯しているところに親知らずを移植するということですが、そのような治療法はやっていらっしゃるのでしょうか？
もしやっていらっしゃるのならどういったものか教えていただきたいと思います。漠然とした質問で恐縮ですが・・・。よろしくお願いいたします。
お答え
ご質問ありがとうございます。
当院でも歯牙移植をやっています。
実は先週もお一人させていただきました、
その方は、右下の小臼歯が内側に大きく傾いていて、咬むのに役立っておらず、右下の大臼歯がありませんでしたので、その部に移植しました。
方法は、移植する歯の歯根が完成している場合は、移植をする前にあらかじめその歯の神経を取っておき、骨との癒着を防ぐ薬を詰めておきます。
そしてその歯にゴムで弱い力をかけておいて、歯と骨の間の繊維を広げてしておきます。
移植当日は、どうしようもない歯を抜かせていただいた跡か、すでに欠損していて、移植歯を入れるだけの骨の幅のある部分に、穴を開けてけ移植します。
不思議な事に、ほとんど症状は出ません。
その後は出来る限り固定し、安定が確認されたら、根の治療を続けます。
親知らずを移植する場合は、できるだけ歯根の表面を傷つけずに移殖するために、まっすぐ生えていて、歯槽膿漏のない歯だけを使うようにしています。
以上が当院での方法です。
１０年以上もっている歯を確認していますが、あくまでスペアタイヤのつもりで、大切にしていただければと思っています。
