富士山に登ることが決まった時、私を知る周りの人達は無理では?と思っていたと思います。
私自身も全く自信がなく、何十年も甘やかされ、餌を与え続けられたこの肉体をどう富士山の頂上までもっていくか……本気で悩みました。
福島駅の階段でさえ、あぁ~しんどいわぁと思う私の嫌いな事、堂々第1位が激しい運動!ですが、このままじゃダメだ!迷惑をかけることになると思い、富士山に向け、ランニングやウォーキングをしていました。 が……すぐに膝がやられ、さらに不安を抱えたまま富士山に…。
しかし、富士山を目の前にした時、様々な不安はありましたが、感動と興奮で絶対に登頂したいという思いが強くなっていました。
9月3日は素晴らしい天候に恵まれ、6時に富士宮口から登ることに…。
5合目標高2400mからの景色は、陽のオレンジ色と空のブルーの層が重なり合い、やわらかな癒しの光が目の前に広がっていました。
胸がキュンとするような素晴らし景色でした。
プロの山岳ガイドのスマッシュさんの完ペキなペース配分で、想像よりずっと楽に一人もかけることなく、全員無事に登頂することができました!
その中でも1番ピンピンしていたのは、村井先生!!
登り始めは、みんなの話し声も聞こえていましたが、7合目、8合目になると先生だけがしゃべっていました…。
でもそれは、みんなへの励ましの声でした。
スマッシュさんに、高山病を予防するコツは、しっかり水分をとること腹式呼吸ですよ!と聞いていた私は、登りで持っていた水分を全て飲みほしてしまうという初歩的なミスをしてしまい、下りは先生やスタッフに水を恵んでもらうという大変な迷惑をかけてしまいました。
おまけに下りで腹式呼吸を忘れ水分も足りず軽い高山病に……
しかし、今振り返って、みんなの優しさと楽しかったという思い出だけが残っています。
無事に登りきることができたのは、自分の力だけではなく、一緒に登ってくれたみんなのおかげだと思います。
ありがとうございます。そして、これからも宜しくお願い致します。