今日はサッカーの試合をサボって、ちょっと風変わりなセミナーに行ってきました。
「ヴィパッサナー瞑想関西瞑想会」というもので、「ブッダの瞑想法」という本を書かれた地橋秀雄さんが主宰されている会です。
最初は金儲け主義の新興宗教ではないかと怪しんでいましたが、地橋先生は極めて質素で権威的なところが全くなく、その情熱溢れる丁寧なお話に、正直感激した次第です。
この瞑想法は、ブッダが悟りを開いた瞑想法と言われるもので、原始仏教(テーラワーダ仏教)という、最初期からの教えを忠実に守ってきた伝統派仏教の修行法だそうです。
また「ヨガのすべてがわかる本」によると、世界80カ国以上に広められており、インドでは刑務所で取り入れられている他、倫理観の確立や心の清浄を目的に官公庁や学校、麻薬中毒者のリハビリ施設などでも行われているそうなのです。
私のような、正月には神社にもお参りするし、困った時にはキリスト様にもお願いする、ファジーな仏教徒にはいささか抵抗がありましたが、最近、心身医学に用いられる心理療法の中に、「マインドフルネス」という言葉に姿を変えて登場し、注目されているそうです。
昨年の東大心療内科セミナーで、熊野宏昭准教授に教わった時には気にも留めていなかったのですが、四国遍路をしたことによって(まだ途中ですが)次々と興味が湧き、半年振りに再び巡り合ったのです。
何か運命的なものを感じずにはいられませんが、要するにこの瞑想法は、悩みや苦しみに囚われた心を救う方法と言えると思います。
自臭症の(口臭がないにも拘らず、あると思い込んで、不安でしかたがない)患者さんや、口腔心身症というような患者ささんを、何とか救う事ができないかと、森田療法や認知行動療法なども勉強しましたが、どうもこの方法が一番良いのではと思っています。
まだまだ初心者で修行が足りませんが、ゴールデンウィークにも東京へ勉強しに行ってこようと考えています(十日間合宿なのだ~)。
かくして院長の飽くなき挑戦は、ま~だまだ続くのであったぁ~!!!
この瞑想法に興味のある方は、コチラへどうぞ。
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